修繕工事の手順-4つの段階-

大規模修繕工事の準備に着手してから工事の完了までの手順は、準備段階、計画段階、実行段階、整理段階の4つの段階に分けることが出来ます。各段階における管理組合の主な役割を整理すると下図の通りです。
理事会の諮問機関として大規模修繕委員会を設置し、具体的な検討は、外部のコンサルタントをパートナーとして共同作業により行います。理事会は、大規模修繕委員会が上申する内容を精査、最終的な承認を協議します。
次ページ以降で、下図の各段階ごとに、より具体的な手順と特に重要なポイントについて説明致します。

準備段階

大規模修繕委員会の組織作り
コンサルタントの選定、契約
全体スケジュールの検討

計画段階1

建物調査診断の実施
調査診断報告会の開催
基本設計の検討

計画段階2

実施設計の検討
設計計画説明会の開催
施工会社の選定、総会の開催

実施段階

工事請負契約の締結
工事説明会の出席
工事連絡会の出席
中間・竣工検査の立会い
工事竣工引渡しの立会い

整理段階

工事引渡し書類の整理・保管
修繕委員の引継ぎ