コンサルタントの役割

全体スケジュールをもとに、決められた工期で高品質な工事の実現に向けて、コンサルタントは様々な役割を果たしていきます。

1.計画から工事まで全体工程の管理

大規模修繕工事は、企画から工事内容の検討、そして工事を実施し完了まで、規模にもよりますが1年半から2年の長期にわたります。
そのため、最初に作成したスケジュールに従い、進めていかなければ、なかなか工事完了のゴールにたどり着けません。
管理組合内部での検討や合意形成の時間を取りながら、全体工程の管理を行います。

2.建築の専門的知識と技術の提供

大規模修繕工事には、改修に必要な建築の専門的な知識と技術が欠かせません。なぜなら、建物はすべて環境も形態も築年数も異なり、同じ建物でも部位によって劣化の進行も異なります。そのため、建物の調査に基づき、最適な改修の仕様や工事範囲の提案を行うことが求められます。

3.検討のための適切な資料の作成

大規模修繕工事のコンサルタントは、調査診断、改修設計、業者選定、監理など業務委託契約に基づいた各業務の段階で管理組合、居住者様への説明に必要な資料を作成いたします。弊社では、担当者による資料のばらつきを防ぐため、標準業務仕様書と標準の資料様式で効率良く業務を進めていきます。

4.管理組合の円滑な合意形成をサポート

マンションが多数の居住者(区分所有者)で所有している建物であることは言うまでもありません。その共用部の維持・保全を行う大規模修繕工事は、居住者の大切な修繕積立金を使って行います。そのため、コンサルタントは適切な資料を作成し説明することで、居住者様へ各業務の経緯、工事の手順や内容を伝え、管理組合全体の円滑な合意形成をサポートいたします。