高齢化社会に加えて

平成24年版高齢化白書によると、我が国の総人口は、平成23(2011)年10月1日現在、1億2,780万人ででした。その中で65歳以上の高齢者人口は、過去最高の2,975万人(前年2,925万人)となり、総人口に占める割合(高齢化率)も23.3%(前年23.0%)という結果でした。このように、高齢化社会は年々確実に進行しています。

さて、マンションはどのようになっていくのでしょうか。マンションデータサービスの予測だと、マンションの大規模修繕工事対象ストックのうち、第3回目の工事対象マンションが今後急増し、6年後には最大シェアになるということです。新規分譲の減少に加え、高経年マンションが継続して増えることが、要因といえます。やはり高齢化社会と比例して、マンションは高経年化が進むことになります。今後、大規模修繕工事における工事の内容は、基本修繕に加え、建築工事から設備を含めた改良改善工事へ、さらに多様化・複雑化してくのでしょう。我々、設計事務所やコンサルタントもこの変化に対応した業務体制の構築が必要です。(Web管理人)